貧乏トラベラーの節約旅行術

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遅れにくい航空会社ランキング2017年版(最新+過去15年の平均)

飛行機の遅れは旅行の敵。

特に貧乏トラベラーは安さ重視でLCCをよく使うため、飛行機の遅れには敏感です。

どの航空会社にすれば遅れる可能性が低くなるのか?

定時運行率について、直近の順位、過去5年、10年、15年の平均順位と、航空会社別の過去15年間の定時運航率の推移をまとめました!

ランキングについて

注意点

  • データソースは国土交通省の「特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービスに係る情報」です。(出典:航空関係報道発表資料 - 国土交通省
  • 定時運行の定義は、出発予定時刻から15分以内の出発です。
  • 「年度」は当年4月から翌年3月までです。

対象となる航空会社

ランキングの対象となるのは、以下の日本の航空会社11社です。

お待たせしました。それでは、遅れにくい航空会社ランキング、続いて各航空会社別の過去15年間の定時運航率の推移を発表します!

遅れにくい航空会社ランキング

最新(2016年度上半期)

2016年4月から9月までの定時運航率ランキングは以下の通りです。

航空会社
定運率
1
日本航空
93.26%
2
スターフライヤー
92.61%
3
スカイマーク
90.25%
4
ソラシドエア
89.50%
5
全日空
89.23%
6
エア・ドゥ
88.61%
7
トランスオーシャン
88.51%
8
春秋航空
88.45%
9
バニラエア
86.74%
10
ピーチ
79.55%
11
ジェットスター
78.47%

トップは日本航空で、上位3社の定時運航率が90%を上回りました。全日空は2016年度に入ってから四半期調査で一度も90%を超えることができていません。

逆にスターフライヤーは3四半期すべてで90%を超えており、安定度では日本航空を上回っています。

下位4社はすべてLCCです。特にピーチとジェットスターの2社は80%を下回っており、春秋航空に10%引き離されています。

ただ、春秋航空も2016年第3四半期は74.84%に急落しており、今後の推移が注目されます。

過去5年間の平均定時運航率

2012年度から2016年度上期までの5年間の、年度ごとの定時運航率の平均で順位付けしました。過去5年間を通して安定して定時運行している航空会社のランキングです。

航空会社
定運率
1
日本航空
93.66%
2
スターフライヤー
92.62%
3
全日空
92.02%
4
ソラシドエア
90.53%
5
春秋航空
90.52%
6
エア・ドゥ
90.28%
7
トランスオーシャン
89.72%
8
スカイマーク
87.06%
9
ジェットスター
82.25%
10
ピーチ
80.57%
11
バニラエア
79.88%

日本航空スターフライヤーは過去5年間で、定時運航率が90%を切ったことが一度もありません。安定の定時運航ぶりです。

全日空も2016年度上期が悪かっただけで、他の4年間はいずれも93%前後をキープしています。この3社はやはり安心できますね。

LCCの中で唯一気を吐いたのが春秋航空で第5位につけています。ただ、2015年度まではずっと90%台だったのですが、2016年度に入ってから右肩下がりで落ちています。早く立て直してもらいたいと思います。

ピーチとジェットスターは調査対象11社の中で唯一、過去に定時運航率が一度も90%を超えたことがありません。

バニラエアは旧エアアジアジャパン時代が60~70%台とひどすぎただけで、バニラに変わってからの平均では87%です。

過去10年間の平均定時運航率

2007年度から2016年度上期までの10年間の、年度ごとの定時運航率の平均で順位付けしました。2011年度以降に運行を開始したLCC4社は、集計対象から外しています。

航空会社
定運率
1
日本航空
94.48%
2
全日空
93.26%
3
スターフライヤー
93.23%
4
トランスオーシャン
91.05%
5
ソラシドエア
91.05%
6
エア・ドゥ
90.70%
7
スカイマーク
87.12%

スカイマーク以外はすべて90%オーバーです。こんな時代があったんですね。特に日本航空は2007年度から2011年度までの5年間、ずっと95%台でした。

また、全日空スターフライヤーも同じ5年間で、93~94%台をキープしていました。

過去15年間の平均定時運航率

2002年度から2016年度上期までの15年間の、年度ごとの定時運航率の平均で順位付けしました。2005年度以降に運行を開始したスターフライヤーとLCC4社は、集計対象から外しています。

航空会社
定運率
1
日本航空
94.23%
2
全日空
93.86%
3
エア・ドゥ
91.11%
3
ソラシドエア
91.11%
5
トランスオーシャン
90.97%
6
スカイマーク
88.88%

2002年から2006年度までの5年間の平均では、全日空が95%を超えており日本航空よりも上でした。なんだかんだ言っても、やっぱりJALANAはすごいですね。僕は貧乏トラベラーなので乗ることはありませんが。涙

会社別の定時運航率の推移

過去15年間の各航空会社の年度ごとの定時運航率の推移です。

日本航空

年度
定時運航率
2016年度
93.26%
2015年度
93.48%
2014年度
93.04%
2013年度
93.55%
2012年度
94.99%
2011年度
95.14%
2010年度
95.14%
2009年度
95.52%
2008年度
95.30%
2007年度
95.39%
2006年度
93.10%
2005年度
92.99%
2004年度
93.70%
2003年度
95.66%
2002年度
93.12%

2000年代初頭は旧日本エアシステムとの統合による混乱などもあり、一時は定時運航率が92%台まで落ちました。しかし徐々に回復し、2007年度から2011年度までの5年間は95%超えを続けました。

2010年の経営破綻以降は徐々に下がっているものの、現在でも93%台を維持しています。

全日空

年度
定時運航率
2016年度
89.23%
2015年度
92.05%
2014年度
92.45%
2013年度
92.60%
2012年度
93.78%
2011年度
94.48%
2010年度
94.91%
2009年度
94.60%
2008年度
94.54%
2007年度
93.92%
2006年度
94.04%
2005年度
93.91%
2004年度
95.17%
2003年度
96.49%
2002年度
95.79%

2002年度、2003年度の数値には旧エアーニッポン運航便のものを含みます。

2011年度までは概ね94%前後を維持し、特に2003年度は96%を超えるなど高い定時運航率を誇りました。

ここ数年は低迷気味で92%台が続いていますが、それでも世界的に見れば極めて高い定時運航率です。

日本トランスオーシャン

年度
定時運航率
2016年度
88.51%
2015年度
88.79%
2014年度
87.99%
2013年度
91.56%
2012年度
91.74%
2011年度
95.43%
2010年度
93.05%
2009年度
92.97%
2008年度
91.65%
2007年度
88.79%
2006年度
87.16%
2005年度
89.49%
2004年度
90.67%
2003年度
93.57%
2002年度
93.19%

沖縄を中心に運行するJALグループの航空会社で、僕が若い頃は南西航空という会社でした。

以前はそこそこ良い数字だったのですが、ここ数年は90%割れが続いています。

スカイマーク

年度
定時運航率
2016年度
90.25%
2015年度
89.03%
2014年度
83.75%
2013年度
87.22%
2012年度
85.03%
2011年度
80.37%
2010年度
84.08%
2009年度
88.72%
2008年度
91.28%
2007年度
91.44%
2006年度
93.01%
2005年度
91.17%
2004年度
92.44%
2003年度
93.91%
2002年度
91.51%

経営者が替わったあとの2006年度頃から定時運航率が下がりだし、2011年度には80%にまで低下しました。2015年1月の経営破綻後は回復傾向にあります。

エア・ドゥ

年度
定時運航率
2016年度
88.61%
2015年度
89.80%
2014年度
90.25%
2013年度
90.87%
2012年度
91.88%
2011年度
93.19%
2010年度
90.34%
2009年度
92.72%
2008年度
89.96%
2007年度
89.37%
2006年度
89.83%
2005年度
86.87%
2004年度
94.09%
2003年度
94.57%
2002年度
94.26%

2002年の経営破綻後に全日空と提携を結び、定時運航率は94%台を保っていました。

しかし、民事再生計画を終了した2005年度から低迷し始め、最近は90%に届くことが少なくなっています。

ソラシドエア

年度
定時運航率
2016年度
89.50%
2015年度
90.49%
2014年度
88.81%
2013年度
90.53%
2012年度
93.31%
2011年度
93.47%
2010年度
90.68%
2009年度
90.88%
2008年度
91.17%
2007年度
91.62%
2006年度
86.94%
2005年度
90.74%
2004年度
91.95%
2003年度
91.71%
2002年度
94.81%

スカイネットアジア航空といったほうがピンとくる人が多いかも?2004年から全日空と提携しています。定時運航率はほぼ一貫して90%前後です。

スターフライヤー

年度
定時運航率
2016年度
92.61%
2015年度
93.50%
2014年度
90.85%
2013年度
91.83%
2012年度
94.30%
2011年度
93.85%
2010年度
94.16%
2009年度
94.30%
2008年度
93.51%
2007年度
93.36%
2006年度
94.01%
2005年度
78.14%

営業初年度を除いて93%前後の高い定時運航率を維持しています。

スターフライヤーって機材の外観が黒一色で、シートも黒の革張りで、クールなイメージがありますよね。

ピーチ・アビエーション

年度
定時運航率
2016年度
79.55%
2015年度
80.74%
2014年度
78.17%
2013年度
83.12%
2012年度
81.26%
2011年度
89.53%

初年度の2011年度こそ90%に近い数字を残しましたが、それ以降は80%前後と低迷しています。

おしゃれで軽やかなイメージのピーチですが、2割の確率で遅れる航空会社です。

ジェットスター・ジャパン

年度
定時運航率
2016年度
78.47%
2015年度
79.55%
2014年度
85.33%
2013年度
87.69%
2012年度
80.23%

ピーチとともに定時運航率が通年で90%を超えたことが過去に一度もありません。特にここ2年は80%割れが続いています。

バニラエア

年度
定時運航率
2016年度
86.74%
2015年度
85.12%
2014年度
90.27%
2013年度
73.10%
2012年度
64.16%

エアアジア時代の2012~13年度は3分の1近くの便が遅延するという、とんでもない航空会社でした。

バニラになって改善はされましたが、コンスタントに90%を出すレベルにはまだ及んでいません。

春秋航空日本

年度
定時運航率
2016年度
88.45%
2015年度
91.75%
2014年度
91.37%

2~4路線だけを運行していた2015年度までは、定時運航率が90%を超える優秀なLCCでした。

ところが、成田-大阪・札幌線に就航した2016年後半から一気に下がりだし、2016年度第3四半期は74.84%と、ピーチを下回る業界最下位に沈んでいます。

遅延の傾向と対策

直近の数字だけでなく、5年、10年という長いスパンで見ると、やはり定時運航率は運賃に比例すると言えます。

高いけれど遅れにくい普通の航空会社。安いけれど遅れやすいLCC

双方の強味と弱味をよく理解し、遅れたら困る時は普通の航空会社、時間に余裕がある時はLCCと、我々消費者は賢く使い分けるべきでしょう。

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