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欠航しにくい航空会社ランキング2017年版(最新+過去15年の平均)

乗る予定だった飛行機が突然フライトキャンセルになってオーマイガッ~!

チケットを買い直したり、予定外でホテルに泊まったり、貧乏トラベラーのお財布にベリービッグダメージです。

どの航空会社が欠航しにくいのか?

最新と過去5年、10年、15年平均の欠航率の順位と、各航空会社ごとの過去15年間の欠航率の推移を調べてみました!

欠航率ランキングについて

注意点

調査対象の航空会社

欠航率ランキングの対象航空会社は、日本企業である以下の11社です。

それでは、欠航しにくい航空会社ランキングと、各航空会社の過去15年間の欠航率の推移を発表します!

欠航しにくい航空会社ランキング

最新(2016年度上半期)

2016年4月から9月までの欠航率ランキングは以下の通りです。

航空会社
欠航率
1
スカイマーク
0.55%
2
バニラエア
0.58%
3
トランスオーシャン
0.82%
4
ピーチ
0.83%
5
エア・ドゥ
1.00%
6
ジェットスター
1.14%
7
全日空
1.20%
8
日本航空
1.43%
9
スターフライヤー
1.58%
10
ソラシドエア
2.22%
11
春秋航空
2.38%

トップは0.55%のスカイマークで、バニラエアが0.58%であとに続きます。最下位の春秋航空とソラシドエアは2%を超えました。

上位5社の内、4社がLCCまたは価格訴求型の航空会社で、日本航空全日空は下位に沈んでいます。今ひとつ違和感を覚える人もいるのでは?

そこで、もう少し長いスパンで見てみます。

過去5年間の平均欠航率

2012年度から2016年度上期までの5年間について、各年度の欠航率の平均で順位付けしました。

直近だけでなく過去5年間に渡って、コンスタントに欠航率が低い航空会社のランキングです。

航空会社
欠航率
1
ピーチ
0.85%
2
スカイマーク
1.12%
3
日本航空
1.28%
4
ソラシドエア
1.36%
5
全日空
1.37%
6
トランスオーシャン
1.41%
7
バニラエア
1.45%
8
スターフライヤー
1.48%
9
エア・ドゥ
1.52%
10
ジェットスター
1.63%
11
春秋航空
1.91%

首位はピーチです。遅延率は20%以上と高いピーチですが、意外なことに欠航率はほぼ毎年1%未満と優秀です。

ピーチの拠点空港は24時間運用の関西空港です。午後11時以降は離着陸できない成田空港などを拠点とする他の航空会社と比べて、運用面の自由度が高い点が背景にあると思います。

スカイマークは2015年1月の経営破綻以降、欠航率が急激に改善されています。

ワースト3はすべて価格訴求型の航空会社で、同じく価格訴求型のピーチ、スカイマークと明暗を分けました。

日本航空全日空はほぼ毎年1.3%前後です。ソラシドエアは良い年と悪い年でやや波があります。

過去10年間の平均欠航率

2007年度から2016年度上期までの10年間について、各年度の欠航率の平均で順位付けしました。運行開始が2011年度以降のLCC4社は、調査対象から除外しています。

航空会社
欠航率
1
日本航空
1.01%
2
スカイマーク
1.03%
3
スターフライヤー
1.07%
4
全日空
1.24%
5
トランスオーシャン
1.34%
6
ソラシドエア
1.45%
7
エア・ドゥ
1.53%

トップ3の日本航空スカイマークスターフライヤーは、ほぼ1%という際立った欠航率の低さです。

特に日本航空は2006~2011年度の6年間に渡って、欠航率が1%未満でした。

スターフライヤーも2005~2000年度の6年間、日本航空同様に欠航率が1%未満だったのですが、2012年度以降は数字を大きく落としています。

過去15年間の平均欠航率

2002年度から2016年度上期までの15年間について、各年度の欠航率の平均で順位付けしました。運行開始が2005年度以降のスターフライヤーとLCC4社は、調査対象から除外しています。

航空会社
欠航率
1
日本航空
1.06%
2
スカイマーク
1.15%
3
全日空
1.17%
4
エア・ドゥ
1.52%
5
トランスオーシャン
1.52%
6
ソラシドエア
1.88%

直近のデータだけを見るのではなく、こうやって5年、10年、15年と長いスパンで見てみると、日本航空スカイマークが安定して欠航率が低いことが分かります。

会社別の欠航率の推移

各航空会社の欠航率が過去15年間に渡って、どのように推移しているか調べました。

日本航空

年度
欠航率
2016年度
1.43%
2015年度
1.17%
2014年度
1.34%
2013年度
1.26%
2012年度
1.19%
2011年度
0.84%
2010年度
0.78%
2009年度
0.61%
2008年度
0.63%
2007年度
0.83%
2006年度
0.89%
2005年度
1.17%
2004年度
1.75%
2003年度
1.21%
2002年度
0.79%

日本エアシステムと経営統合した翌年の2003年度から、欠航率が1%を超えるようになりました。しかし、統合が落ち着いた2006年度から2011年度までは1%未満を維持しました。

同じ時期の2007~2011年度は定時運航率も95%台を保ち、日本航空は高い運航品質を誇っていました。

欠航率は2009年度には0.61%にまで低下しましたが、2010年1月に倒産すると上昇に転じ、2012年度からは1%台が続いています。

全日空

年度
欠航率
2016年度
1.20%
2015年度
1.20%
2014年度
1.31%
2013年度
1.21%
2012年度
1.92%
2011年度
1.22%
2010年度
1.12%
2009年度
1.06%
2008年度
0.94%
2007年度
1.19%
2006年度
1.00%
2005年度
1.24%
2004年度
1.60%
2003年度
0.77%
2002年度
0.55%

2000年代前半までは日本航空とほぼ同水準の欠航率で、定時運航率も高水準でした。

2000年代後半に入ると急に差を付けられるようになり、スカイマークの後塵を拝するまでになりましたが、2013年度以降は日本航空とほぼ同水準にまで回復しました。

日本トランスオーシャン

年度
欠航率
2016年度
0.82%
2015年度
1.52%
2014年度
1.44%
2013年度
1.13%
2012年度
2.16%
2011年度
1.25%
2010年度
1.02%
2009年度
0.98%
2008年度
1.45%
2007年度
1.67%
2006年度
1.42%
2005年度
2.10%
2004年度
2.58%
2003年度
1.37%
2002年度
1.96%

日本トランスオーシャン航空は南西諸島を中心に運行する、日本航空グループの地域航空会社です。

地域的に台風の影響を受けるからでしょうか、夏から秋にかけて欠航率が高くなる傾向にあります。欠航率は全般的に高めです。

スカイマーク

年度
欠航率
2016年度
0.55%
2015年度
0.73%
2014年度
1.63%
2013年度
1.03%
2012年度
1.68%
2011年度
1.15%
2010年度
0.90%
2009年度
0.64%
2008年度
0.74%
2007年度
1.22%
2006年度
1.09%
2005年度
1.43%
2004年度
1.44%
2003年度
0.84%
2002年度
2.13%

スカイマークの欠航率は元々は2%台に達するなど、それほど良くはありませんでした。

しかし、西久保愼一氏が社長に就任した2004年以降は改善が進み、2000年代終盤には全日空を抜き日本航空に迫るまでになりました。

2010年代に入ってからは数字を落としましたが、2015年1月の経営破綻後は改善が進み、2015年度以降は1%未満で2年度続けて業界首位となっています。

エア・ドゥ

年度
欠航率
2016年度
1.00%
2015年度
1.52%
2014年度
2.32%
2013年度
1.50%
2012年度
1.26%
2011年度
1.02%
2010年度
1.85%
2009年度
1.17%
2008年度
1.36%
2007年度
2.28%
2006年度
1.70%
2005年度
2.19%
2004年度
1.18%
2003年度
1.37%
2002年度
1.02%

エア・ドゥの欠航率は良くなったり悪くなったりですが、概ね1.3%を超えており、平均で1.5%くらいです。良いとはいえない数字です。

ソラシドエア

年度
欠航率
2016年度
2.22%
2015年度
1.28%
2014年度
1.40%
2013年度
0.85%
2012年度
1.06%
2011年度
1.48%
2010年度
1.23%
2009年度
1.83%
2008年度
2.20%
2007年度
0.98%
2006年度
1.36%
2005年度
3.34%
2004年度
5.78%
2003年度
2.44%
2002年度
0.71%

九州を地盤とする地域航空会社で、2015年まではスカイネットアジア航空という会社名でした。

運行当初は欠航率が6%近くにまでなったこともあり、その頃に比べれば改善は進みましたが、今でも良いといえる水準ではありません。

スターフライヤー

年度
欠航率
2016年度
1.58%
2015年度
1.60%
2014年度
1.20%
2013年度
1.59%
2012年度
1.44%
2011年度
1.02%
2010年度
0.83%
2009年度
0.49%
2008年度
0.66%
2007年度
0.30%
2006年度
0.84%
2005年度
0.60%

スターフライヤーの欠航率は運行開始から2011年度までは常に業界首位か2位で、日本で最も欠航しにくい航空会社でした。

ところが、2012年に経営が悪化して以降は欠航率も一気に低迷し、2015年度は業界最下位にまで落ちました。復活が期待されます。

ピーチ・アビエーション

年度
欠航率
2016年度
0.83%
2015年度
0.79%
2014年度
1.11%
2013年度
0.55%
2012年度
0.96%
2011年度
2.81%

ピーチは定時運航率が80%を切る、しょっちゅう遅れる航空会社です。しかし欠航率については非常に優秀で、営業初年度と2014年度以外は常に1%を切っています。

24時間運用の関西空港がベースという点が大きいと思いますが、「欠航したらゼニ返さなあかん。なにがなんでも飛ばしたんでぇ~」という浪速の商人根性による面も大きいかも?笑

多少遅れることはあっても、とりあえず目的地までは連れて行ってくれる、という安心感はあるかもです。

ジェットスター・ジャパン

年度
欠航率
2016年度
1.14%
2015年度
1.28%
2014年度
1.68%
2013年度
1.49%
2012年度
2.54%

ジェットスターもピーチと並んで定時運航率が低い、よく遅れる航空会社です。しかも、ピーチとは逆に欠航率も高かったのですが、最近は若干改善気味です。

バニラエア

年度
欠航率
2016年度
0.58%
2015年度
0.99%
2014年度
1.31%
2013年度
2.27%
2012年度
2.11%

バニラは旧エアアジアジャパンだった2013年度までは、定時運航率、欠航率ともに業界最悪クラスの困った航空会社でした。

しかし、バニラに変わってからは欠航率が急速に改善されています。

春秋航空日本

年度
欠航率
2016年度
1.84%
2015年度
1.50%
2014年度
2.38%

春秋航空は運行開始当初から欠航率が高い航空会社でしたが、2016年度に路線を拡大してからさらに悪化しています。

欠航の傾向と対策

ここまで、日本の航空各社の欠航率を見てきました。欠航率の高い航空会社、低い航空会社、いろいろあります。

でもよく考えてみてください。どの航空会社も欠航率は概ね1~2%です。つまり、100回乗って1回か2回欠航になるという水準です。そもそも、めったに欠航しないわけです。

さらに平均値的に見ると、欠航率が最も高い航空会社で2%強、最も低い航空会社で1%弱です。100回飛んで2回欠航する航空会社と、1回欠航する航空会社。大差ないと思いません?笑

航空会社間で欠航率に差があるのは事実です。しかし、航空会社を選ぶ理由にするほどの差はないのではないでしょうか?

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